Alexaを使った高齢者見守りシステムが便利すぎる件

まずは我が家の状況説明!

これは2021年末に2年ぶりに実家へ戻った時の話である。

我が家には、80歳を超える祖母が1人いて、60歳手前の母親が1人で介護している。我が家と言っても祖母は母と一緒に暮らしているわけではなく、実家から車で20分程移動した先の一軒家に一人で暮らしている。80歳超えの老人が1人暮らししているだけでも心配なのに、加えて認知症が進んでいる状態だ。母の苦労が耐えないことは容易に伺える。

コロナ禍で2年近く帰っていなかった実家だが、この2年の間に母親から

「おばあちゃんの認知症がますます進んでるよ。。。何も言わないとご飯もまともに食べず(1日1食シリアルとかで済ませるらしい)本当困っている。。。毎日様子を伺いに家まで行くのも大変で。。。」

と度々苦労を打ち明けられていた。

Amazonスマートスピーカーとの出会い

なんとかして母を助けたいと思った私は、ひたすらにwebで情報を集めていた。そしてついにAmazonが提供するスマートスピーカーなるAmazon Echo Show5に出会うわけである。たまたまキャンペーンをやっていたこともあり、2つで1万円程度だった気がする。

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各種機能を読み進めていくと、私の頭の中にあるシステムが構築された。その根幹を担うことになる「呼びかけ」機能を下記に紹介する。

Echo Showの「呼びかけ」機能

Echo Showを使ったコミュニケーションには大きく分けて2つ方法がある。←ここが超重要!

「通話機能」

これは普通の電話機能と思ってもらえばいい。Echo Showデバイス1つ1つに名前をつけることができるのだが、試しにデバイス1を「コアラ」、デバイス2を「ぽてと」と名付けよう。

デバイス1に向かって「アレクサ、ぽてとに電話して。」というと、「わかりました。ぽてとに電話します。」と言ってデバイス2に電話をかけてくれます。

これは普通の電話機能のため、相手が応答しなければ通話は成立しない。

つまり、「電話に出る」という行為が祖母に必要になってしまう。極力、認知症の祖母には何もしてもらわなくていいシステムを作りたい私は、この次の「呼びかけ」機能を重宝するに至った。

「呼びかけ機能」

次にEcho Showの特徴ともなる「呼びかけ」機能について説明していく。

これは相手の応答を必要とすることなく、一方的に通話を成立させることができる。

例えば、私がデバイス1に対して「アレクサ、ぽてとに呼びかけて。」というと、デバイス2と強制的にテレビ電話がスタートする形になる。ある意味、監視カメラのような機能を発揮するわけである。

呼びかけ機能であれば、祖母が何もしなくともテレビ電話がスタートするため、遠隔からでも祖母の様子が常に伺えるわけである。もちろん、祖母への伝え方は工夫をする必要があるが、全くもって監視カメラのような見た目をしていないEcho Showであれば、伝えようはいくらでもある。(実際、我が家では何の揉め事もなく設置完了w)

絶対に忘れてはいけないのが、「呼びかけ」機能を使うためには、全てのデバイスを同じAmazonアカウントで登録する必要があるということだ。我が家の場合は、私が普段使用しているamazonアカウントを2つのEcho Showに登録して実家と祖母宅にそれぞれ設置した。

簡易的にインターネット環境を準備!

Echo Showの設定は完了したが、もう1つ私には解決しないといけない問題があった。。。

祖母宅にはネット環境がないww

まあ世の中そんなもんですよね〜ww ということで早速webで最新の情報をかき集めていた。光回線やケーブルTVで繋ぐと家に工事が必要になるため、ポケットwifiが1番手取り早いだろうということで、1番安価なポケットwifiを提供する会社を探していた。そこで見つけたのが

「楽天カードマーン!!!!」ならぬ「楽天ポケットWifi 」でしたww

あの米倉涼子さんがCMに出演されているやつです。一緒に出演されている今田美桜さん可愛いですよねw

初めて楽天の回線を利用する方(楽天モバイル(スマホ)も含め)が料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を使ってポケットwifiを購入すると、キャンペーンで

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という驚異的なサービスが提供されていた。これに早速応募して、無事楽天ポケットwifiを手にすることができた。

地方で楽天回線の電波が心配な方もいると思うが、最悪楽天回線が繋がらなくとも、月5GBまではパートナー回線のau回線につながるため、よほど地方でない限り電波は心配ないように感じる。ちなみに、我が祖母宅は地方ではあるが問題なく楽天回線に繋ぐことができた。そもそも3ヶ月料金無料だし、最悪全く電波が入らない場合は解約すれば損せず終わると思って購入しましたw

これでシステムを構築するための全ての要素がついに揃った!!!

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完成した高齢者見守りシステム

設定済みのAmazon Echo Show 1つとポケットwifiを段ボールに詰め、祖母宅へ今から車で向かうという母に託し、実家に配置したもう1つのAmazon Echo Showの前で私は待機した。

母には「段ボールに入っているものをコンセントにつないでくれればいい。」とだけ伝達。(設定済みの内容は電源を抜いても消えないのでご安心を!)

30分後、無事ポケットwifiとEcho Showの設置が終わったようで、祖母宅のEcho Showのステータスがオンラインに変わった。(同じアカウントで紐づけられたデバイスのステータスは、スマホのAlexaアプリから確認可能)

いざ呼びかけを!!ということで、私から呼びかけてみた。

「アレクサ、おばあちゃんに呼びかけて」(祖母宅のデバイス名を「おばあちゃん」に設定済)

。。。ドキドキの瞬間。。。

「トゥルッ」という音がして画面に映ったのはなんと祖母の顔!感動だぜ(泣)

母がいい感じの画角になるようEcho Showを祖母宅に設置して、家に帰ってきた。母は無事、実家のデバイスから祖母宅のデバイスへ呼びかけ機能を使ってテレビ電話をすることできました!!!

既に実家から帰省を終えて戻ってきた私だが、母から電話があり、

「これはすごい便利だよ!本当にありがたい。顔を見て話がいつでもできるとこがすごくいい!」とのこと。ちなみに、今では祖母から母に呼びかけをすることさえあるそうですwww おばあさん、やるやん!w

さらにさらに、私のAmazonアカウントに紐づいているEcho Show2台ですが、Amazonプライム会員のため、音楽も簡単に聞けるし、映画も見ることができる。。。ということで母も祖母もEcho Showを使いまくっている様子でした笑

今年の年末年始はいい働きしましたわww 最後に、Echo Showの便利な追加機能についてと、注意事項についてまとめたのでぜひご一読ください:-)

便利な追加機能

スマホアプリ「Amazon Alexa」との連携

スマホ(iOS, Android)にはAlexaアプリがあり、Echo Showと似た機能を発揮することができる。また、このAlexaアプリがマスターとなり、同じアカウントで登録されているEcho Showデバイスの機能管理を遠隔で行うことができる。

前述した通り、我が家のEcho Show2台は私のAmazonアカウントに紐づいている。そのため、両デバイスそれぞれ、音量調整や、機能制限(呼びかけ機能をできなくする)等が遠隔で設定可能である。

アラームの設定やRoutine機能なども遠隔で設定できる。例:朝7時にジャズで起こして!みたいな

我が家では、祖母宅のデバイスにRoutine機能で、

朝8時に「おはようを言う」–> 「今日の天気の説明」–> 「今日のニュース」–> 「運勢占い」–> 「祖母お気に入りのジャズをかける」ようにしている。祖母からこの内容も変えてほしいと希望があれば、私のスマホから変更可能と言うわけだ。

また、母親だけが祖母にコミュニケーションを取っていることが母の負担を大きくしていると考えるため、スマホを所有している、兄、父、叔父(母の弟)、従兄弟(叔父の娘2人)にもAmazon Alexaアプリを入れてもらい、それぞれのAmazonアカウントで登録してもらっている。祖母宅のデバイスのアカウントとは異なるため、呼びかけ機能は使えないが、通話機能で時間がある時に祖母に電話をすることができるようになった。(今では、電話にでると言う行為は可能になった祖母であるww)

誰が何時にどのデバイスに電話や呼びかけをしたか、全てマスターの私が確認をすることができるのである。少しでも母の負担が減り、自分の時間を持ってもらえたら目標達成だ!!

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2つの注意事項

音声によるOnline Shopping機能

私が普段使いするAmazonアカウントを紐づけた2台のEcho Showであるが、これらのデバイスから音声で簡単にonline shoppingができてしまう。

「アレクサ、水を注文して。」というと、簡単に注文が完結する訳であるww

便利な機能ではあるが、子供が使う場合や私のように老人が使う場合にはこの機能はOFFにしておくべきである。

心配ご無用!スマホのAlexaアプリから簡単に機能をOFFにすることが可能である。これをすることにより、各デバイスからのonline shoppingができなくなる。

Echo ShowのカメラOFF事件

無事設定が完了した2日後、母はいつも通り祖母にEcho Showで電話をしていた。

母「おばあちゃんのカメラが映らないんだけと・・・?」

ふむ、Alexaアプリ上でカメラ設定はONになっているし、何が原因だ???webで調べるとやはり先人達が既に存在していたww Echo Show5には右上にスライドできるボタンが存在しており、それを右にスライドするとカメラがフィルターで隠されるようになっている。(当日まで知らなかった私ww) これは物理的にカメラを遮蔽物で隠していることになるため、遠隔でどうこうできるものではない笑 

母親が次に祖母宅へ行った際に、フィルターを戻し、フィルターをスライドできないようテープを貼ったらしいww

とまあ、こう言うこともあるため、Echo Show5を買おうと思っている方はぜひお見知りおきを!

この記事をご覧になった方に少しでも役に立てたら幸いです:-) 認知症持ちに老人介護は大変であるが、最新の技術を駆使して、少しでも負担を軽くしていきましょう!そして、1人で介護するのではなく、その負担を可能な限り分散させることが今の時代は可能です。お互い頑張りましょう!

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